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入院の記録(網膜剥離)

2010.12.12 20:19|未分類
男子2人を出産の時以外 病院に入院することは有りませんでした。
 64歳にして初めて病で入院し、病院の中から想うこと様々
そして、頼りにもしなかった夫に100%助けられ
退院後の静養中には若い夫婦、中年夫婦の頃と違う人生が見えてきた。

・・・そんなあれこれを 静養中に数行づつ書き足しながらの記録です・・・

 2010年11月14日(日曜日)の朝、鏡を見ると
『おや?白眼に赤い血が!』・・・・・不安が胸の中に広がります。
近くに住む姉『なんでもないよ』『私もなったけれど』と 先ずはホッとして
翌日 月曜日を待って近くの眼科医院へ行きました。

 『この赤い左目は心配ありません 右目が大変です。・・・・』
 Dr. 『目の中で小さな虫が沢山飛んだ事は?』『そう言われてみれば確かに・・・』
 Dr.『何時頃?』 『数週間くらい?・・・はっきりしません』
紹介状を頂いて翌日の早朝 県立病院へ更に翌日は医大付属病院へ夫に連れられ向かうことに。



私の入院生活が始まる ことになったのです。
                      網膜剥離について ←こちらに説明

  Drの『順調に進んでますよ』の声に励まされ1時間15分後に手術は終わる
Nsの押す車いすで病室に戻ると 夫が待っていてくれた。

ベッドの上で手術後の注意事項をNsから聞き・・・曇る
★トイレと食事以外はベッドで、左を下にして寝ている事
★寝返りはダメです・・・夜中は?無意識に寝がえりを。との疑問には
★背に枕を当て、更にNsの見回りがあるので大丈夫です。

指示された通り 顔の左を下に寝たまま夫と話しているとすぐに辛くなる
頭もぼーっとしてやはり緊張した手術の疲れが溜まっているよう
・・・・(早く帰って欲しいわ)とは夫に向かって言えない

 「遅くなると道路が混むよ」
 「大丈夫だよ」
 「暗くなると犬の散歩が大変よ」
 「大丈夫だよ 心配しなくても」

夫の慣れない奮闘ぶりに気を遣い遠慮がちに帰りを促す私と
少しでも一緒に居てやろうと思う夫のいたわりが 行き違う
ふと、『賢者の贈りもの』が脳裏をかすめ
些細な行き違いが限りなく温かく好ましく思えてこっそり苦笑する。

手術後の眼圧が上がるために起こる頭痛と吐き気も加わり、夫の見舞いさえも時間が長いと辛くなるので、こんな会話は手術後3・4日間も続いていたし、同じ姿勢のまま寝返りも打てず寝ている苦痛も日に日に増してくる。

 うつらうつらしていると突然耳に飛び込む声
Ciao とイタリア語かと思ったがそうではない,他のラテン系の言葉だ。
薄いカーテンで仕切られた隣のベッドから携帯電話で話す賑やかな声
やっと終わったかと思う間もなく 着信音が鳴りまたもやラテンの会話は続く

しばらくすると 「あのねェ 私だけど・・・」と今度は日本語
びっくりして頭を上げると それは携帯電話を掛けた第一声であった
4人部屋のひとり 私と同年のご婦人の声でした。
・・たしか、携帯電話の使用は デイルームか廊下の突き当たりで病室内禁止と聞いたが
 
 お隣のベットの私よりお婆さんは退屈を持て余すのか 病室に来るNsもお掃除のおばさんも皆捕まえては同じ話を繰り返している
見舞客も頻繁で その合間には運動不足になるからと隣のベッドの婦人を誘って 万歩計を携え 病院内の散歩に出かける。
不思議な事に見舞客が訪れるとデイルームへは行かずベッドに座り延々と同じような噂話を繰り返すので 身内のプライバシーも友達仲間のプライバシーもまる見えとなる。 
ある日 友人らしき方が見舞いにやってきて
その人が「同じお部屋の方にご挨拶を持ってきた」と言うと
隣のお婆さんは「あんた、病院慣れして気が効くね」と言い返し二人して他のベッドにご訪問するようだ。
手術後の頭痛でアイスノンを当てて寝ているのは狭い病室の事 良く判っているので私のベットには来るまいと思って寝ていたが しっかり引いたカーテンを突然開け・・・・
私はこの苦しい中 見ず知らずの人に会う気もなく  狸婆さんに化けてしまう。
後で見ると 傍らのテーブルに小さなジュースのパックが一つ メッセージも添えられずに置かれていた。

・・・入院前に渡された『入院のしおり』 には
面会時間が定められていて お話しは原則デイルームでとあり
病院給食は治療の一部 許可された飲食物以外の持ち込み禁止 となっている。


 土・日ともなれば面会時間の決まりは無視され
朝の10時から夜まで 奥のベッドからは5~6人の家族やら友人の賑やかなラテン系の会話が聞こえ、廊下もデイルーム付近も午前中から賑やかとなり咳も聞こえる やや不安にもなる。
・・・病院ではすべての患者と職員を感染症から防御する努力を重ねている其の為、病室に生花の持ち込みを禁じているほど、マスクも義務付けられているがマスク姿は少く、病室には生花も飾ってある。
言えばきりがない、規則ではTVはイヤホーン使用となっているがこの部屋ではベットのお隣同士で音を出して一台のTVを観ている。

こんな状況を呆れていたが ふと6月の運転免許更新の折話してくれた警察官のお話しが浮かぶ。
『山梨県の飲酒運転者数は全国ワースト2です。 』と
全国でも狭い方の県(タクシー代も安く済む)で有りながら? ・・と、その時は不思議に思っていたが
『ご当地では規則は蜃気楼のようなのだ、無理はない!』と此処で妙に納得する。

 月曜日になると退院の人が多い
眼科の手術日 火曜日 木曜日の前日は退院と入院する患者の交代日です。

 『静かな病室に移りませんか?』と、Nsが声を掛けてくださった。
午後一番にベットごとの引っ越しが終わると夫に携帯電話で報告(廊下の突き当たりで)
すると、夫から「息子家族やお姉さん・甥たちがお見舞いに来たいと言っているよ」との事
直に息子や姉に電話で・・・ 私は良くなっていて心配がない事、同室にも手術予定の方が入りそうで静かにしてあげないと気の毒な事など話し 「退院したら家にゆっくり来てほしい」と伝えるとホッとして全身から眠りの深い谷底に落ちた。

”耳が干し貝になった”夢を見た・・・幼いころ祖母が良く食べさせてくれた干した貝、山梨県には古くからあり、今でも時折見かける。祖母も会いに来てくれたのか。
頭を上げ耳を触ると耳はちょうど干した貝の大きさでペタンコ! 軽くひっぱり又、頭を左下にして眠った。
投薬も効き、眼圧が安定したせいか頭痛もなくスッキリして目覚め、久々にゆとりの午後を過ごした新しい病室は北側の窓から優しい光が入る静かな部屋。
お隣の桃やプラムを栽培すると言う落ち着いた奥さんと 他県から山梨に来られた30代の若い物静かなた奥さんの3人、簡単な会話でも気心が知れるような雰囲気がお部屋にあった。

術後7日目
診察の後「今日から寝る時は仰向け以外どの姿勢でも良いですよ」と
トイレ・食事以外はベッドでの拘束も緩められ デイルームにも行かれるようになり、16日以来初めて飲む熱々の昼の飲み物 ホットココアはココアの濃い分だけの幸せが広がり回復にある喜びに浸る。

 面白いことに手術では目の中のゼリーを抜きガスを満たしたが 水が溜まり其のガスの残りがが半分ほどになって来ると プールで平泳ぎをしているような見え方になる。
下のガス(目の中では上)の部分は水の中のようで、上の水(目の中では下)の部分はくっきり良く見え、境目は体の動きで波のように揺れるのでこんな見え方だが 確実にくっきりした世の中が見えるのは嬉しい。

夫は「刺激物はダメ」と言って私にコーヒーを禁じていたが こう回復が目に見えると見舞いの時にはSTARBUCSの熱いコーヒーが入った紙袋を下げて来て明るいデイルームで一緒に飲む日課となり、朝はデイルームの販売機で朝食用のミルクティーも買えるようになった。
こうして病院の朝食(パンとジャムと冷たい牛乳のパック)から解放されると気になるのは夫の食事、愛犬の事。
夫は「台所は掃除して使ってないから綺麗だよ」と言い食事を作っている様子はない。
ドックフードは買ったばかりでたくさん残っていたので心配はないが・・・夫は何を食べているやら?
退院できる予定日も伝えられ 後は廊下で転ばぬようせいぜい注意すれば・・退院になる。
(後で知ったことだが、この手術の成功率は90%で、数例は再手術になるとの事で、わが身を一層大事に思う。もうあの手術は御免被りたいと!)

  『あぁ~眠たら楽になった』 と声がする
お隣のベッドは水曜日にご利用者が入れ替わり 新しい住人はお料理好きの70代後半のご婦人
木曜日の午後に3時間半に及ぶ手術を受け 翌日から毎日のお見舞客でゆっくり眠る事も出来ず疲れきっている。
私と違い 寝る時の姿勢にも制限がなくベッドに拘束されても居ないから お見舞客が長くなりそうだと「飲み物でも」と言ってデイルームへ連れ出ししばらく帰ってこない。
そしてベッドに戻るなりぐっすり眠っている。
入院中も思わしくない状況が続き夜の治療を受けられることも多く、年齢的にも休息の時間が足りないのではと心配になる。
(私の心配は形になって 退院後2週間ばかり過ぎた頃、お電話をいただいたがその後の回復は思わしくなく度々の通院治療をされているとの事)


 目覚めの後は 美味しい料理愛好家の夫人とヘルシークッキング好きの私とのレシピ交換であったり、何も出来ないお互いの夫の心配話であったり・・・。
お互いに夫婦だけの暮らしの上、元サラリーマンの話題の夫達は家の事は何もしない?出来ない?同じような夫なので心配話も同じ。
殊更深刻な事は 入院見舞のお返しらしい。
なんでもご近所に病気見舞を差し上げた折、同じ金額の商品券を返して寄こした一件があり、以来近所(組)のお見舞は廃止と決めたのだがなかなか実行されず 近所や友人の見舞客が来るとの事で 直に年の瀬、お見舞い返しはどうしようと困惑されている。
80歳近いご夫妻、車の無い二人っきりの生活で・・・わが身の行く末も同じ困惑があるのだろうか?
貧しい時代には必要だったこの習慣に巻き込まれない為の手立ては今の内から我が家にも必要だろう。

  大学病院のお医者さんはすこぶるハードな生活。
手術日の夕方ともなれば病棟の廊下には寝台で運ばれる重症らしき患者さんや 術後の容体が難しいのか病室を出入りする白衣姿のDrの動きが忙しくなる。
同じフロアーに幾つかの個室があるが 見ればかなり高齢で介護が必要だったり、車いす、両目の見えない方と眼科に於いても驚くほど重い条件の患者さんは多いことを知る。

自分の手術の時はそれどころではなく気が付かなかったが、早朝から夕方まで幾つもの手術があり 夜に掛けて更に術後の患者さんへのアフターもあり9時くらいまでは病棟付近で忙しくされている。
聞くと、その後も論文を書いたり研究の時間も必要で帰宅は深夜になり、土曜日は他の医院で診察もされているとの事。
そしてチラッと「日曜は家庭サービスもしなければならないし」との事のよう。

夫にもそんな話をすると「体力も人一倍 集中力も、もちろん頭も良くないと出来ない仕事だよ」と。
そして 点滴に来てくださった女性Drに「忙しくて大変なのですね」と言うとDrの「でも楽しいから」と静かな言葉の中にも 燃える熱意と使命感が感じ取れた。

 大学病院ともなると産院などと違い 崖っぷちに立たされた患者と困難な医療を推し進めていく医師とが病魔と闘う場である。
軽度の私でさえ抱える不安は濃く限りなく深く 手術中「大事なとこだから動かないで」とのDrの声には 真剣のするどさを感じた。

 どのような手術の時も どのような診察の時にも きっとこの真剣の厳しさで向きあう医師の姿は尊い
 この尊い医術がより生かされていくためにも

 眠りは名医のごとく 退屈は良薬のごとく 医師の必死の治療の後ろ盾にもなり、順調な回復が何よりの医師に対する患者からの感謝とお礼にもつながる。
眠りと退屈が充満する病棟こそ、患者には必要なのだと思いながら退院の15日目を迎える。

 一足早く退院された30代の若い奥さん、私が今日(12月1日)退院すればこの病室に残るのはお料理好きの奥さんだけになるが、午後になれば明日の手術を受けるために多くの患者さんが救いを求めて入院される。
 休みなく救いが求められ、そして休みなく希望と復活を実現させていく 
そして、日本の保険制度のおかげで 多額に発生する医療費も其の数割の患者負担で済み、更に高額医療費にはお医療保険の窓口(国民健康保険は住まいの市町村の窓口)に申請すれば 実際の医療費の支払いは無理の無い金額となる。
殊、病気の際の経済面に関しては今の日本は恵まれているのではないかと これから先の老後に少し安心が持てる。
75歳以上は手続きなく自動的に高額医療費が軽減されると言う事です。

入院に必要なもの

1;健康保険証
2:診察券
3:印鑑
4:筆記道具(ボールペン・メモ帳)
5:携帯電話&充電器(時計代わり、薬の時間などにも必要)

 《衣類・タオルは一度水を通した物が良い》
6:パジャマ(木綿) 自宅洗濯の場合4セット(夏・秋=薄手の木綿 冬=木綿フランネル等)
  病院で洗濯は 2組 ※病院で借りる事も出来るが気に入った物の方がリラックスできそう。
7:冬はゆったりしたチョッキと ズボンの重ねが出来るもの
8:下着上下(木綿)自宅洗濯の場合4組 病院で洗濯の場合 3組
9:靴下 4足
10:タオル4枚(フェイスタオル4、ハンドタオル4)バスタオル2枚

11:マグカップ(蓋つきが便利)
12:箸(割り箸が便利)・スプーン(お粥・カレー用)
13;ティッシュペーパー、麺棒、 マスク(院内で風邪の人もいるので)

14:室内履き(廊下を歩く時音が出ないゴム底が良い、スリッパ・サンダルは危ない)
DSC00840 (2) 夫が買ってきました。軽くて音がせず夜中のトイレも安心して廊下を歩けました。

病室は狭いので余分な物は置けない、衛生上、床に置いたりできない場合が多いので必要な物を吟味して。

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プロフィール

Hiromi

Author:Hiromi
花とフルーツに囲まれた緑の暮らし。
果物、特に桃大好き!ジューシーな本物のフルーツを食べたくて山梨で果物栽培&ドライフルーツやハーブ作りを楽しんでいます。
果樹園の暮らしはお肌も心も潤って艶やか。
★桃の花が咲くころは絶景!フルーツの庭はハーブのお花も綺麗、夏は甘い果物いっぱいの庭になります。
麗しい田舎暮らしをブログに紹介することが農地を保存するお手伝いに繋がると嬉しいですネ。
果物作りって新しい歓びが湧きますよ!

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